マグフォーマーを購入しようと探していると、候補に色々な類似品が出てきますよね。
見た目はかなり似ていますが、価格差が相当ありますし、問題なく遊べるのか気になるところだと思います。
本記事では、当サイトがおすすめする類似品の1つ「HannaBlock(ハンナブロック)」を実際に購入し、マグフォーマーとの違いを比較していきたいと思います。
- 価格、磁力の面でかなり高い総合力を持っており、類似品の中では一番おすすめ。
- 類似品特有の「品質のばらつき」が気になる方はおすすめできない。
- 高額だが品質にこだわるならマグフォーマーの方が満足度が高い。
この記事がマグネットブロック選びの参考になれば幸いです。
ボーネルンド「マグフォーマー」の基本情報
「マグフォーマー」はカラフルなフレームを磁石でつなげて遊ぶ、マグネット式ブロックです。
シンプルながら、遊び方の幅広さや、空間認識感覚を養える知育効果の高さから、海外の算数の授業でも取り入れられている知育おもちゃです。
日本ではボーネルンドが国内唯一の正規販売店として取り扱っており、全国のボーネルンドショップや、Amazon、楽天などの大手通販サイトで購入することができます。
HannaBlock(ハンナブロック)の基本情報
ラインナップ | 磁力 | 収納ケース | 参考価格 |
---|---|---|---|
磁力強化版ブロック 135PCS | 非常に強い | ○ | ¥4,380 |
磁力強化版ブロック 122PCS | 非常に強い | ○ | ¥3,980 |
マカロン色磁石ブロック 120PCS | 強め | – | ¥3,980 |
メーカー | 海晨玩具商貿株式会社 (生産国:中国・深セン) |
購入可能なストア | Amazon 楽天 |
対象年齢 | 6歳以上 |
価格/1ピースあたり | ¥33〜40 |
マグフォーマーとの互換性 | ○ |
ハンナブロックの特徴
とにかく価格が安い
類似品自体、価格が安く販売されているのですが、他の類似品と比べてみても、ハンナブロックは特に安いです。
いくつかの類似品の1ピースあたりの価格を表にまとめました。
商品名 | 価格/1ピースあたり |
---|---|
ハンナブロック | ¥33〜40 |
Jasonwell | ¥37〜71 |
iKing | ¥36〜62 |
パワークリックス | ¥166〜208 |
西松屋 SmartAngel | ¥212〜242 |
「ハンナブロック」「Jasonwell」「iKing」のピース数表記は、純粋なマグネットのピース数ではなく、付属品なども含まれているので一概に並べにくいですが、それを差し引いても破格の安さです。
マグフォーマーは62ピースで14,850円と高額なので、4,000円前後で十分に遊べる量のピースが揃うのはかなり嬉しいですね。
付属品が豊富
ハンナブロックには、磁石のピースの他にも、色々な付属品がついています。
- 観覧車パーツ
- 車輪パーツ
- アルファベット、数字のパネル
- 収納ケース
圧倒的な価格の安さに加え、上記付属品などもついてくるので、コスパ抜群です。
特に観覧車パーツはマグフォーマーシリーズにはないので、マグフォーマーをすでに持っている家庭でも新鮮に楽しめると思います。
マグフォーマーにも劣らない磁力
マグネットブロックにおいて、ストレス無く遊ぶなら磁力強度はとても重要です。
磁力が弱いと作っている途中で崩れやすくなります。
マグフォーマーの類似品を買うと、大抵磁力が弱い商品が多いのですが、ハンナブロックの「磁力強化版ブロック」は類似品の中ではかなり強いクラスだと思います。
マグフォーマーは高くて買いにくいけど、しっかりとした強度の作品を作りたいなら、ハンナブロックがおすすめです。
ハンナブロックの欠点
品質の悪いパーツが含まれる可能性あり
ハンナブロックは、パーツの品質が良くないと感じる部分がいくつか見られました。
例えばパーツのバリがしっかり取れていなかったり、車輪パーツがピースとぴったりとハマるように作られていない仕様だったりなどが見られました。
特に細かい破片などは、手を切ったり誤飲事故のリスクもあるので、遊ぶ際は目の届くところで遊んでもらう必要があるかもしれません。
付属品が他の類似品と被りやすい
他の類似品「Jasonwell」「iKing」などと、ほぼ同じ付属品がついており、複数購入するとほぼ確実に被ります。
ピースはいくつあっても嬉しいですが、観覧車パーツや数字パネルなどは、正直1つで十分なので、ピースのみのさらに安いセットもあると嬉しいところです。
「ハンナブロック」と「マグフォーマー」を比較
項目 | ハンナブロック | マグフォーマー |
---|---|---|
価格/1ピースあたり | ¥36〜62 | ¥212〜242 |
見た目 | 蛍光色に近い | 原色に近い |
磁力 | (磁力検証:15枚) | (磁力検証:16枚) |
ラインナップ | ピース:8種類 | セット:全3セットピース:17種類 | セット:全12セット
クオリティ | 樹脂の加工にムラあり(バリなど) 車輪パーツは使いづらい | CE承認の表記あり気になる部分無し | 安全基準マークあり(CE・ASTM)
価格/1ピースあたり
商品 | 価格/1ピースあたり |
---|---|
ハンナブロック | ¥36〜62 |
マグフォーマー | ¥212〜242 |
価格を比較すると、圧倒的にハンナブロックの方が安く、4〜8倍もの差があります。
ハンナブロックのハイエンド商品:「磁力強化版ブロック 135ピース」¥4,380(税込)
マグフォーマーのベーシック商品:「ベーシックセット 62ピース」¥14,850(税込)
ハンナブロックのピース表記はなぜか付属品も含まれているので、実質82ピースなのですが、それを差し引いても相当な価格差だと思います。
見た目
商品 | 見た目 |
---|---|
ハンナブロック | 蛍光色に近い |
マグフォーマー | 原色に近い |
ハンナブロックにはピンク色(上から2段目右)がなく、代わりに緑のバリエーションが増えています。
他の配色は似ていますが、若干色合いが異なります。
特に赤と青のピースで顕著なので並べて比較してみました。
ハンナブロックは蛍光色に近く、マグフォーマーは原色に近い色合いをしています。
どちらが好きかはそれぞれだと思いますが、追加ピースとして混ぜて遊ぶ際には、少し色が異なることは認識した上で買い足すといいでしょう。
磁力
商品 | 磁力 |
---|---|
ハンナブロック | (磁力検証:15枚) |
マグフォーマー | (磁力検証:16枚) |
磁力の強さはマグネットブロックで遊ぶ上で重要なポイントです。
あまりに磁力が弱すぎると、ピースをたくさん使う作品ほど壊れやすくなってしまいます。
磁力について数値の記載は無いので、ピース1枚で何枚持ち上げられるか、独自に磁力強度を検証してみました。
わずか1枚差ですがマグフォーマーの方が磁力が強い結果となりました。
ただ、類似品ながらハンナブロックの磁力強度には驚きました。。
類似品は大抵くっつけた瞬間に磁力が弱いなとわかるのですが、ハンナブロックは体感的にほぼマグフォーマーと同等の強さを持っていました。
ラインナップ
商品 | セットの種類 | ピースの種類 |
---|---|---|
ハンナブロック | 全3セット | 8種類 |
マグフォーマー | 全12セット | 17種類 |
車輪パーツや観覧車パーツなど、特殊なパーツを除いて、純粋な磁石のピースの種類を比べました。
ラインナップの豊富さはマグフォーマーが圧倒的に多く、子どもの好みに応じて色々な選択肢があります。
- ベーシックシリーズ(4種類):シンプルな形のみの入門セット
- クリエイティブシリーズ(3種類):多様なピースが入っている上級セット
- イマジネーションシリーズ(5種類):人形でごっこ遊びができるセット
▼マグフォーマーの各商品の詳細はこちらで
▼ハンナブロックは現在以下の3セットが販売されています。
ラインナップ | 磁力 | 収納ケース | 参考価格 |
---|---|---|---|
磁力強化版ブロック 135PCS | 非常に強い | ○ | ¥4,380 |
磁力強化版ブロック 122PCS | 非常に強い | ○ | ¥3,980 |
マカロン色磁石ブロック 120PCS | 強め | – | ¥3,980 |
ハンナブロックはどのセットも大容量のピースや付属品が入っています。
磁力がマグフォーマー並みに強い「磁力強化版ブロック」か、マカロン色のかわいいピースが入っている「マカロン色磁石ブロック」にするかを選べます。
クオリティ
商品 | クオリティ |
---|---|
ハンナブロック | 樹脂の加工にムラあり(バリなど) 車輪パーツ使いづらい | CE承認の表記あり
マグフォーマー | 気になる部分無し | 安全基準マークあり(CE・ASTM)
どちらの商品にも定められた安全基準をクリアしているとの表記がありました。
- STマーク:日本玩具協会の安全基準
- CEマーク(EN71):ヨーロッパの安全基準
- ASTMマーク:アメリカの安全基準
▼ただし、ハンナブロックはよくみると以下のような少し残念な点がみられました。
- バリの処理が甘いパーツがある
- 車輪パーツの作りがイマイチ
「バリ」とは樹脂を加工する時に生じるささくれのようなもので、バリが残っていると手に取った子どもが怪我をするリスクがあります。
バリは脆いため、欠けて小さな破片などが生じやすく、誤飲のリスクも高まるため、子どもに遊ばせるには少し心配な点でした。
また車輪パーツも少し残念な部分があり、下の画像のようにハンナブロックではピースがぴったりハマらない構造になっていました。
この部分がしっかり固定されないと、頑丈な車の作品を作ることが難しいので、類似品のクオリティの低さが見えてしまうところでした。
どちらを選ぶべきか?
比較結果を踏まえて、「HannaBlock(ハンナブロック)」と、「マグフォーマー」をそれぞれどのような方におすすめできるかをまとめます。
ハンナブロックがおすすめな方
- とにかくコスパよくマグネットブロックで遊びたい方
- 類似品の中でクオリティの高いものを探している方
- たまに質の悪いパーツが入っていても構わない方
ハンナブロックは、価格の安さと磁力強度を両立しており、類似品の中ではかなり良い商品だと思いました。
唯一の弱点である質の悪いピース問題は、類似品はこういうものだと思って、割り切って購入できる方にはそこまで気にするレベルではないと思います。
マグフォーマーがおすすめな方
高価でも確実に質が高く、長く遊べるものを選びたい方
マグフォーマーの魅力はこの1つに尽きると思います。
マグネットブロックの商品の中では、価格以外においてはまず買って間違いがないクオリティです。
色々比較したけど、結局何を買えばいいかわからない方には、まず本家を試して何のストレスもなくマグネットブロックを楽しんでほしいと思います。
おすすめの購入方法
ハンナブロックの購入方法
ハンナブロックはAmazon、楽天などの大手ショッピングサイトで購入することができます。
マグフォーマーの購入方法
マグフォーマーは店頭で買うなら全国のボーネルンドショップで購入可能です。
オンラインならボーネルンドオンラインストア、Amazon、楽天でも買えます。
オンラインは販売元によって多少価格は変動しますが、公式と大きな差はないので、よく使う通販サイトで問題ないです。
マグフォーマーを試してみたいけど、高価なのでなかなか手が出せないと思っている方には、おもちゃのサブスクサービスもおすすめです。
マグフォーマーを取り扱っているサービスを選べば、一定の月額でレンタルすることが可能です。
十分に試してから、お得な価格で買い取ることもできるので、子どもがちゃんと遊ぶかどうか不安に思う方はぜひおすすめです。
▼おもちゃのサブスクに関してこちらの記事でまとめています。
まとめ
▼ハンナブロックの商品としてのメリット・デメリットを以下にまとめます。
- とにかく価格が安い
- 本家マグフォーマーとほぼ同等の磁力
- ピース以外の付属品もついてくる
- 樹脂処理の甘いパーツが含まれる可能性あり
- ピース単体での取り扱いがない(不要な付属品なども必ずセット)
▼以上の特徴を踏まえて、こんな方におすすめしたいです。
- とにかくコスパよくマグネットブロックで遊びたい方
- 類似品の中でクオリティの高いものを探している方
- たまに質の悪いパーツが入っていても構わない方
個人的には、知育玩具として長期的に使い倒すには、クオリティの高さとラインナップの豊富さからマグフォーマーがおすすめです。
ですが、まずはハードルの低いところから始めてマグネットブロックの魅力を知ってもらいたいので、その点では安価な類似品で遊ぶ選択肢も全然ありだと思います。
この記事がマグネットブロック購入の参考になれば幸いです。
▼おすすめのマグフォーマー類似品をまとめた記事はこちら
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